1 額縁は、あらゆるジャンルの絵画を引き立てる『衣裳』である。 |
2 額縁は、けっして単体では存在せず、絵画とともにあって、あるときはその一部となり、あるときはそれと一体となって、
作品に息吹を与え、見る人に作品の魂を伝えるステージともなる。 |
3 額縁は、絵画とともにあって初めてその存在価値が生まれる一方、絵画のために自らの存在価値すら捨て、
絵画の永遠の息吹の原動力となる。 |
4 額縁は、表舞台に顔を見せながらも、完全に裏方でなくてはならない。 |
5 額縁は、その絵を生かすツールであり、その絵が輝いたり、その絵からうれしい、うっとりと心休ます光波の発信が
なされなくてはならない。 |
6 額縁は、枠であっても閉じ込めるものではない。むしろそこで絵画が躍動するステージである。 |